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ひとり暮らしの『つながり』意識調査2026
2人に1人が隣人の名を知らず、8割が家で独り言。 ひとり暮らしの“静かなる自律型ライフスタイル”
2026.04.02
株式会社エイブルホールディングス
ひとり暮らし応援ブランド「ひとぐら」が手掛ける、ひとり暮らしを多角的に研究する専門ラボ「ひとりぐらし研究所」は、「ひとり暮らしの『つながり』意識調査2026」を実施しました。調査結果を以下レポートいたします。

■ひとり暮らしの『つながり』意識調査2026
調査期間:2026年3月11日(水)~13日(金)
有効回答:802名 ※設問によって変動
調査方法:インターネット調査
調査対象:国内在住、現在ひとり暮らしの男女20~39歳

調査結果サマリ

1:合鍵を誰かに渡している人は約6割。女性では約5割と男性より渡している人は少ない。
2:隣人の顔と名前を知っている人は1割強。顔だけ知っている人は約3割と、半数が隣人を知らない。
3:室内でひとりの時に何かに話しかける人は約8割。独り言やモノに話しかける人が圧倒的多数派。
4:独り言やモノに話しかけることで、寂しさが紛れる、ストレスが解消されるなど、セルフケア効果を実感。
5:AIチャットボットやスマートスピーカーに対して、同居人や友人のような親しみを感じる人が約6割。

合鍵を誰かに預けている人は全体の約6割にのぼり、内訳は「両親(41.0%)」が最多で、次いで「恋人・パートナー(10.6%)」「兄弟(5.8%)」と続きました。男女間の意識差では「誰にも渡していない」と回答した女性は50.4%に達し、男性を約15%上回っています。男性は家族に鍵を託す傾向が強いのに対し、女性はひとり暮らしの「個の自立」と「プライバシー」の重視が背景として考えられます。

ひとり暮らしの男女全体の52.0%が隣人の顔も名前も知らないと回答。物理的に隣り合って生活していても、心理的・情緒的な接点が一切ない「都市型の孤独」が一般化していることが分かります。男女間の比較では、男性の方が顔も名前も知らない人が多いことから、男性の方が隣人との関わりを避け、プライバシーを遵守、または無関心であると考えられます。対して女性は「顔だけ知っている(33.6%)」が男性に比べて高く、共用部ですれ違う際などに、防犯上の観点も含め相手を認識しようとする意識が考えられます。名前だけ知っている層は全体で4.3%と低く、かつての「表札」文化が衰退し、個人情報保護の意識が高まった結果、顔は見たことがあるが名前は不明という状態が現在のスタンダードな隣人との距離感であると言えます。

隣人との関係が希薄化する一方で、ひとり暮らしでは家のなかで独自のコミュニケーションを築いています。ひとり暮らしの男女全体の77.8%が、家のなかで「独り言」や「モノに話しかける」ことがあると回答。特に女性の約3人に1人が頻繁に独り言を発しており、孤独の解消や、自己の感情を整理するメンタルケアの手段として「声」が重要な役割を果たしている様子が伺えます。
近年、スマートスピーカーへ話しかけることが一般化した背景には、こうした「もともと家のなかでひとりでいても声を出したい」という潜在的なニーズが、ひとり暮らし世帯に強く根付いていたことも一因と言えるかもしれません。

「寂しさが紛れる(34.4%)」、「ストレスが解消される(34.1%)」がほぼ同率トップで、「虚しくなる(3.3%)」というネガティブな反応は極めて低く、ひとり暮らしにとって声を出す行為は、有効なセルフケアであると言えます。男女で比較すると、隣人関係がより希薄な男性は、声を出すことで「孤独の隙間」を埋めようとする傾向が強く、一方で女性は日々の生活で溜まった感情を吐き出すことで気持ちをリセットさせ「日々のストレス」を解消しようとする心理が伺えます。また、頭が整理されるという効果も男女ともに約17%で、これは単に寂しさを埋めるだけでなく、独り言を“心の中の付箋”のようなものとして、思考を整理し、タスク管理をしている実態が伺えます。独り言やモノに話しかける行為は、ひとり暮らしの生活をスムーズに回すために重要な行動になっているようです。

隣人の顔と名前を半数以上が知らない一方で、ひとり暮らしの約6割がAIを「同居人」や「友人」のような存在として受け入れていることが分かりました。
AIは、天気を教えたり音楽をかけたりするだけの「道具」ではなく、同じ空間を共有する「気配」や「存在」として受け入れられており、かつては自分自身に向けていた「独り言」も、今やAIという「気を使わない同居人」が受け皿となり、孤独やストレスを和らげる大切な存在へと進化しています。物理的な隣人との繋がりが希薄化するなかで、AIという「擬似的な他者」が当たり前に生活に溶け込み、隣人や実家の家族などとの距離を保ちつつ、AIで心の隙間を埋めるという、AIとの共生スタイルが浸透していることが分かります。


今回の調査から、現代のひとり暮らしの「外への匿名性」と「内への親密さ」という特徴が浮かび上がりました。かつての地域コミュニティのような外との繋がり、「向こう三軒両隣」という濃密な繋がりは希薄化したかもしれませんが、現代のひとり暮らしでは、自分自身を整え、労わるために「独り言」や、寄り添ってくれる「AI」というパートナーを賢く選び取り、自分らしく、しなやかに自立しようとするスタイルが伺えます。外ではプライバシーを守りながら心地よい他者との距離感を保ちつつ、自宅ではAIや自分自身と語り合いながら心を整え癒やす。ひとり暮らしのそのような「静かなる自立」は、むしろ豊かで贅沢な生き方の一つと言えるのではないでしょうか。

この4月から新生活を初めた皆さんへ、 「ひとり」であることは、決して「孤独」であることと同義ではありません。「ひとり」の時間は、自分らしい自由を楽しみ、自分自身を大事にするための贅沢な時間として過ごしてもらえたらと思います。

■ひとりぐらし研究所の活動について

不動産賃貸仲介のエイブルが運営する「ひとりぐらし研究所」は、従来の不動産サービスの枠を超え、ひとり暮らしを多角的に研究・分析し、ひとり暮らしに関する実態や課題を掘り下げ、そこから得られた知見を実際のサービスに還元することを目的に、日々探求を重ねています。ひとり暮らしがもっと安心・快適で、充実したものとなるように応援しています。


■研究テーマ募集中

ひとりぐらし研究所で取り上げて調べてほしいテーマなどありましたら、以下メールアドレスよりお気軽にご連絡ください。
メールアドレス : pr@able.co.jp


【調査レポートに関するお問合せ】

株式会社エイブルホールディングス
広報室/ひとりぐらし研究所(担当 : 赤星)
TEL : 03-5770-2618  FAX : 03-5414-0675
MAIL : pr@able.co.jp


【ひとりぐらし研究所公式サイト・SNS】
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