ABOUT
ABOUT
NEWS
NEWS
REPORT
REPORT
EVENT
EVENT
ひとりぐらし研究所
ひとぐらのレポート
About
Hitogura REPORT
記事を共有する
Report
NEW
ひとり時間肯定派は約8割!ひとり暮らし女性が最も寂しさを感じない!?『独力調査2025』レポート結果
2025.07.03
ひとり暮らし研究所(株式会社エイブルホールディングス)
ひとりぐらし研究所では、ひとり暮らしの住まいや日常に関する調査レポートを発信しています。今回、7月4日のアメリカ独立記念日という“自立”を象徴するこの日にあわせて、ひとり暮らしで新たな一歩を踏み出す方々の「独立」の想いにエールを込め、「独力調査2025」レポートを公開。現代のひとり時間の過ごし方や、ひとり暮らしに関するアンケート結果をお届けします。

ひとり暮らしやひとり時間の過ごし方に関する意識調査の結果をご報告いたします。

<調査概要>
調査期間:2025年6月19日(木)~6月23日(月)   調査方法:インターネット調査
有効回答:1,013名(設問によって変動)         調査対象:国内在住の男女15~49歳

Q1:ひとり時間は好きですか?

「ひとり時間が好き」と回答した人は、ひとり暮らしが39.4%と最も多く、「ひとり時間が好き、またはどちらかと言えばひとり時間が好き」では、ひとり暮らしの86.0%、同棲カップルの75.7%、ファミリーの74.5%と、全体の8割前後がひとり時間が好きだと感じていることが分かります。

Q2:ひとりで過ごす時間はどれぐらいありますか?(睡眠時間は含まない)

ひとり暮らしの23.5%と、およそ4人に1人は毎日平均10時間以上ひとりで過ごしていると回答。テレワークやフリーランスの増加などライフスタイルの変化に伴い、全く人と会わずに過ごす時間が増えていることが予想されます。世帯別の平均時間では、平日のひとり時間が「ひとり暮らし6.37時間」、「同棲・カップル3.95時間」、「ファミリー3.54時間」となりました。
休日のひとり時間では「ひとり暮らし7.57時間」、「同棲・カップル3.68時間」、「ファミリー3.84時間」と、ひとり暮らしの39.4%が10時間以上ひとりで過ごすと回答しており、平日以上に長時間のソロ時間を満喫している様子が伺えます。休日では同棲・カップルよりファミリーの方がひとり時間が長くなっており、家族がいてもそれぞれが個の時間を大切にしている現代の家族像が見えてきます。

Q3:生活するなかで寂しいと感じる時間はありますか?

毎日寂しいと感じると回答したのはひとり暮らし男性が17.7%と最も多く、次いで同棲・カップル女性が17.4%という結果に。「毎日寂しいと感じる、たまに寂しいと感じる」をあわせると、同棲・カップルが61.0%、ファミリーが58.0%に対して、ひとり暮らしは57.5%と、意外にもひとり暮らし、特にひとり暮らし女性が最も寂しさを感じていない結果に。

Q4:以下項目のうち、ひとりでも抵抗なく楽しめるものを全て選択してください。

近年のおひとりさまブームを背景に、ひとりで気兼ねなく利用できるサービスやお店が急速に増えています。それに伴い、「ひとり○○」の選択肢もますます多様に。今回の調査でも、「ひとり映画」や「ひとりカフェ」は、すべての世帯で半数以上が抵抗なく楽しめると回答しており、今や定番のひとり時間の過ごし方となっていることがうかがえます。

一方で、「ひとりカラオケ」や「ひとり焼肉」は3~4割が抵抗なく楽しめると答えており、自分らしいひとり時間をどこまで楽しめるかの“分岐点”とも言える存在かもしれません。そして、「ひとり海外旅行」や「ひとりテーマパーク」も1~2割の人がすでに抵抗なく楽しめているという結果からは、ひとりを前向きにとらえる人が着実に増えていることがわかります。

今や、“ひとりだからこそできること”が社会の中で自然に受け入れられつつあり、ソロ活動を後押しする空気が広がってきました。ひとりで過ごす時間が特別なものではなく、心地よい日常の一部として根づき始めている——そんな時代が、すぐそこまで来ているのかもしれません。

Q5:会社・学校での昼食はひとりで食べたいですか? みんなと食べたいですか?

「ひとりで食べたい派」は全体の約7割にのぼり、特に男性にその傾向が強く見られました。地域別に見ると、関東などの都市部では72.2%と最も高く、中国・四国地方では64.9%、北海道では59.0%と、都市部の方が、ひとりの食事時間を好み地方に行くほど割合が低下する傾向が見られました。


Q6:働き方について、以下のうちどれがあなたの理想の働き方ですか?

働き方について、「フリーランス等ひとりで働ける仕事」、「会社組織に所属し、最低少人数とだけ関わる仕事」、「会社組織に所属し、多くの人と関わる仕事」の選択肢のうち、最も理想の働き方について聞いたところ回答結果としては、「フリーランス等ひとりで働ける仕事」がやや高い結果に。
世帯×性別でみると、同棲・カップルの女性は「フリーランス等ひとりで働ける仕事」が理想であると回答した割合が48.2%と最も高く、ファミリーの女性は33.0%と最も低い。一方で、会社組織に所属する場合も、多くの人と関わる仕事を希望する人は2割前後と少数派で、同棲・カップルの男性とひとり暮らしの女性が3割近くとやや高い傾向となりました。

Q7:ひとり暮らしに対するイメージとして当てはまるものを全て選択ください。

ひとり暮らしに対するイメージを見ると、ネガティブな面では、ファミリー世帯・ひとり暮らし世帯ともに「経済面での不安」が高い傾向にあります。一方で「防犯面での不安」については、ファミリー世帯では懸念が高いのに対し、ひとり暮らし世帯では低く、ひとり暮らしにおける防犯意識の低さが懸念されます。
ポジティブな要素では、引き続きファミリー世帯の評価が総じて高い一方で、ひとり暮らしでは「インテリアなど自宅を好きにできて良い」、「精神的に自立できそう」といった項目で高い評価が見られましたが、「友達や恋人を自由に呼べて良い」、「家計管理など生活スキルが身につきそう」といった点では評価が低く、実際にはひとり暮らしの利点や効果として実感しづらい様子がうかがえます。


今回のアンケート結果から見えてきたのは、「ひとり暮らし」は決して“寂しい”ものではなく、自分だけの時間を大切にし、充実した日々を過ごすための選択でもあるということでした。最初は不安を感じていた人も、次第にひとりの時間に慣れ、自分らしい過ごし方を見つけている様子が伝わってきます。ひとりでの食事や休日の過ごし方、趣味の時間など、自分のペースで自由に楽しむひとときは、何ものにも代えがたいものです。もちろん、誰かと過ごす時間も人生に彩りを与えてくれます。大切なのは、「ひとり」でも「誰かと一緒」でも、自分が心地よいと思える時間を過ごせることではないでしょうか。

ひとりぐらし研究所では、これからも、そんな“ちょうどいいひとり暮らし”を応援していきたいと思います。

© 2025 Hitorigurashi All right reserved.