
調査期間:2026年10月6日(火)
調査人数:1,214名 ※設問によって有効回答数は変動
調査方法:インターネット調査
調査対象:国内在住の未婚ひとり暮らし男女20~49歳

現在ひとり暮らし未婚の20~40代男女に「将来的に結婚はしたいですか?」と質問したところ、男女で意識の違いが明確となりました。女性は「良い人がいれば結婚したい(40.8%)」が最多で、「絶対に結婚したい(12.7%)」と合わせると過半数が結婚に前向きです。一方、男性は「絶対に結婚したい」が35.2%と女性の約3倍にのぼる一方で、「良い人がいても結婚はマストではない」も46.8%と半数近くを占めています。
年代別で見ると、「絶対に結婚したい」と回答したのは20代男性(53.2%)が最も高く、40代女性(4.2%)が最も低い結果となりました。なお、最も結婚に積極的なのは30代女性で、「絶対に結婚したい(13.6%)」と「良い人がいれば結婚したい(58.7%)」を合わせると72.3%に達します。
全体として、女性は男性と比較すると「良い人がいれば結婚したい派」が多い一方、男性は世代を問わず「結婚したい派」と「結婚にこだわらない/したくない派」で二極化する傾向となりました。

結婚したい理由で、男女で結婚に対して期待する内容の違いが明確になりました。男性の理由1位は「料理や掃除など生活の向上(68.4%)」と、日常の家事や生活面のサポートに魅力を感じている人が多いようです。一方、女性の1位は「経済的な安心(72.4%)」で、生活費の助け合いや将来の金銭的な安定を重視する傾向が目立ちました。また、「誰かと一緒に過ごしたい」は男女ともに2位(女性69.2%、男性56.7%)となり、ひとり暮らしのなかで心のつながりを求めたい気持ちは男女で共通しています。
全体的に、女性は「老後の不安(42.3%)」や「病気や災害時に助け合える(42.0%)」など将来やリスクに備えたい気持ちが強いのに対して、男性は「料理や掃除など生活の向上(68.4%)」と毎日の暮らしの快適さを求めているのが特徴です。なお、「結婚はするもの」という昔ながらの考え方を持っている人は、女性(13.9%)よりも男性(33.3%)の方が20ポイント以上高い結果となりました。

結婚が必要ないと考える理由では、男女ともに「自分の暮らしやペースを守りたい」という、ひとり暮らしならではの気持ちが明らかとなりました。女性の1位は「自分の生活リズムを乱されたくない(72.4%)」、男性の1位は「自由な時間を失いたくない(58.4%)」となり、どちらもこの2つがトップを占めていますが、違いが出たのは3位以降です。女性の3位は「妥当な相手がいない(42.3%)」で、自分に合うパートナーが見つかっていないことがハードルになっている一方、男性の3位は「恋愛や結婚相手を探すのが面倒・疲れる(47.3%)」、4位は「経済的にひとりでやっていける(42.0%)」となり、男性は出会うための労力や、自分のお金・時間を割くコストを避けたいという気持ちが女性より強いようです。女性は良い相手さえいればという条件面、男性は相手を探す手間やひとりでの快適さが、結婚は不要と考える大きな理由となっているようです。

結婚後の理想の暮らし方では、「パートナーと同居」を望む人が女性では81.8%、男性では75.6%と男女ともに大多数を占めるものの、部屋の間取りに対する意識では男女で差が出る結果となりました。
女性は全体の約7割(68.1%)が「パートナーと同居(2LDKなど、自分専用の部屋は欲しい)」と回答しており、女性の全世代で6割以上がプライベート空間を重視しています。一方で、男性は全世代では「パートナーと同居(2LDKなど、自分専用の部屋は欲しい)」は46.9%にとどまり、女性と比較すると「パートナーと同居(1LDKなど、自分専用の部屋はいらない)」が28.7%と女性の2倍以上に。また、男女ともに年代が上がるにつれて「別居婚」や「マンション内近居」といった適度な距離感を保つスタイルを好む人が増える傾向もうかがえます。

結婚生活で最も譲れない条件では、男女ともに「ひとりで過ごす時間」が1位(全体50.5%、女性49.2%、男性53.1%)となり、約半数が最優先事項として挙げました。全体の2位では「在宅勤務できるワークスペース(全体18.2%)」が続き、ひとり時間と個人の空間確保が譲れない条件の二大要素となっています。一方で、最も男女差が大きかったのは「家賃・生活費は収入が多い方が多めに負担」で、女性18.2%に対し男性は2.6%(差分15.6%)にとどまりました。女性の方が結婚に対して「経済的な安心」を求めている割合が多いことからも、男性に経済面でのサポートを期待している割合が高いことがわかります。
今回も昨年同様に、11月22日の「いい夫婦の日」にあわせて、ひとり暮らしの結婚観について調査をしてみました。昨年の結果と比較すると、男性では“絶対結婚派”が2割も増加し、女性でも“結婚支持派”が1割増と、昨年よりも結婚に対してポジティブな人が増えた結果となりました。特に印象的だったのは、結婚後の譲れない条件で、「ひとりで過ごす時間」を半数以上の男女が重要だと回答したことです。
女性では2LDK以上と物理的な個室を重視しており、男性は1LDKであっても、ワークスペースを確保したいという意見が目立ちました。ひとり暮らしを経験したうえで、お互いに、ひとりだけの時間や自由、ライフスタイルを尊重し合おうとする姿勢が、現代の結婚観として伺える結果となりました。
不動産賃貸仲介のエイブルが運営する「ひとりぐらし研究所」は、従来の不動産サービスの枠を超え、ひとり暮らしを多角的に研究・分析し、ひとり暮らしに関する実態や課題を掘り下げ、そこから得られた知見を実際のサービスに還元することを目的に、日々探求を重ねています。ひとり暮らしがもっと安心・快適で、充実したものとなるように応援しています。
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