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今年の夏休みの旅行計画については、世帯・年代で大きく異なる結果となりました。世帯別では、旅行へ最も意欲的なのは20・30代のファミリー世帯で、7割以上が今年の夏休みに旅行する計画があると回答。40代で大きく減少するのは子供が成長し、部活動や勉強などで家族旅行が減ることが背景として予想されます。対して未婚世帯では、実家暮らしよりひとり暮らしの方が旅行に積極的な傾向で、特にひとり暮らし女性20代では79.4%と非常に高い結果に。全世帯で年齢があがるにつれて旅行に行く割合は減少傾向ですが、ひとり暮らしの40代では、男女で31.2%にまで差が広がります。最も旅行割合が少ないのは実家暮らし女性40代で17.5%でした。

全体では国内・近隣が36.8%と最も多く、ついで国内・遠方が31.7%と国内旅行が68.5%を占めています。属性別では、ファミリー世帯の女性では海外旅行の予定が20代で52.6%、30代では38.5%と非常に高く、次いで、ひとり暮らし男性40代の35.2%、20代の34.5%、ひとり暮らし女性20代の33.0%と続きます。若年層では性別や世帯を問わずアジアなど近場の海外旅行への意欲が高いことが分かります。また、全属性で年齢が上がるにつれて国内・近隣旅行が増える傾向ですが、ひとり暮らし男性だけは年齢が上がるにつれ、国内・遠方や海外が増える傾向。実家暮らし女性では30代以降は国内・近隣の割合が半数以上となり、40代では70.3%に達します。

旅行期間は1泊2日39.8%、2泊3日が29.3%と多数で、週末や3連休などを活用した旅行が考えられます。特徴的な傾向としては、ひとり暮らしは他属性に比べて日帰りの割合が高い水準にあり、Q2の旅行先での「国内・遠方(飛行機や新幹線で移動)」であっても宿泊せずに日帰りをしている人が多いことが予想されます。昨今の物価高騰により宿泊費や旅先での出費が高くなっていることから宿泊せずに日帰りを選択している人が多いことが背景として考えられるほか、ひとり暮らしならではの自由さからも、まとまった宿泊旅行よりも、休日にふらっと出かけてその日のうちに帰宅するという、フットワークの軽さを活かしたライフスタイルも推測されます。

最近では一般的となってきたひとり旅(ソロ旅)ですが、旅行予定がある人のうち、ひとり暮らしは、実家暮らしやファミリー層に比べてひとり旅をする割合が圧倒的に高いことが分かります。特にひとり暮らし男性は、20代で50.0%、30代では58.2%、40代でも54.5%と、すべての世代で半数以上がひとり旅を予定しており、ひとり暮らし女性20代でも52.4%と半数を超えています。実家暮らしでは1〜2割程度に留まり、ファミリー層では大半の世代で1割未満と極めて低い割合です。Q3の結果からも、ひとり暮らしでは「日帰り旅行」が多いことと照らし合わせて考えると、日常的にひとりで行動することへの心理的ハードルが低く、自分の都合に合わせて国内外を気軽にひとりで旅行を楽しんでいる様子が伺えます。

ひとり旅を選択する理由のTOP3は、「誰にも気を遣いたくない(29.6%)」、「自分の趣味だけに時間をさきたい(26.1%)」、「ひとり時間が好き(16.1%)」となりました。20代・30代では自分のやりたいことを純粋に楽しもうと「自分の趣味だけに時間をさきたい」が40代よりもやや高い傾向がある一方、年齢が上がるにつれて男女ともに「誰にも気を遣いたくない」という理由が上昇する特徴が見られます。また、40代では「一緒に旅行する相手がいない」という理由が増加しています。これは友人・知人の結婚や、仕事の多忙化などによって周囲と予定を合わせにくくなり、結果としてひとり旅を選んでいるという背景が推測されます。
ここ最近、ひとり旅をはじめ、ひとりカラオケ、ひとり焼肉など、ひとり時間を楽しむことがトレンドとして浸透してきたように感じます。今回の調査結果でも、ひとり暮らし男性の半数以上がひとり旅を楽しむ予定と回答しており、同行者に気を遣わずに、自分の趣味や推し活など、自分の好きなことを自由に楽しむことが重視されていることが分かります。現代のひとり暮らし層における「ひとり時間」の捉え方は、かつての「孤独」や「寂しさ」というネガティブなイメージから、「主体的に楽しむ贅沢な時間」へと意識がシフトしていると言えます。日常の延長線上に「ひとり時間の充実」があるひとり暮らし層にとって、こうしたソロ活トレンドは一過性のブームではなく、今後もより多様化し、ライフスタイルとして定着していくと考えられます。
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